テレ朝vs.日テレのドラマ戦争 日テレの秘策は“田中圭主演”で“2クール”放送

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「家売るオンナの逆襲」で勝負の日テレ

 日本テレビは2018年の年間視聴率で、「全日」、「プライム」、「ゴールデン」の三冠王を達成した。だがテレビ朝日は、18年10月クール(10〜12月)の「全日」で1位を奪取、日テレに一矢報いていた。(註:以下、視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

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 14年1月クールから続いていた日テレのクール連続3冠を、テレ朝が19クール目にして止めたのだ。よほどのことがない限り、今年も日テレとテレ朝が激しい視聴率競争を繰り広げるだろう。民放キー局の関係者が言う。

「ドラマで視聴率を稼ぐテレ朝ですが、今年も順調な滑り出しを見せました。『相棒 season17』は元日スペシャル(午後9時〜午後11時11分)が15.5%で、沢村一樹さん(55)主演の『刑事ゼロ』(木曜:午後8時〜午後8時54分)も10日の初回は14.7%に達しました」

 だが、日テレも負けていない。9日にスタートした北川景子(32)主演「家売るオンナの逆襲」(水曜:午後10時〜午後11時)の初回が12.7%を稼いだ。

 ちなみに、北川の決めセリフが「私に売れない家はありません」ということもあってか、日刊ゲンダイDIGITALは14日、「『家売るオンナ』好発進…北川景子は“日テレの米倉涼子”か」と報じた。

 言われてみるとテレビ朝日の「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」や「リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜」を彷彿とさせるわけだが、これは決して偶然ではない。先の関係者によると、テレ朝の“勝利の方程式”を日テレが参考にしたからだという。

「テレ朝は人気の出たドラマは、シーズン1、シーズン2と、次々に続編を制作します。ところが日テレがパート2を制作したドラマは、15年7月に杏(32)さんが主演した『花咲舞が黙ってない』にまで遡ってしまいます。パート1もパート2も視聴率は好調だったにもかかわらず、パート3は制作されていません。このあたりが、日テレとテレ朝で対照的なところです」

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