ネトフリ進出の「こんまり」 公認に年500ドル、拡大する“ときめき片づけ”ビジネス

エンタメ 2019年1月19日掲載

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講座5万円

 名実ともに日本を飛び出している感はあるが、じつは、日本を“kondo”したわけではないのだとか。

「Netflixの番組を知った時は“あの人はいま”的な懐かしさでついつい見てしまったのですが、じつは日本でも著作は出ていて、書き込み式のノート(『人生がときめく魔法の片づけノート』)や片づけ手帳(『こんまりの毎日がときめく魔法の片づけ手帳2018』)なんてのもあるんです。いわゆるミニマリストの間で人気が高いみたいですね」(同)

 このほか、「日本ときめき片づけ協会」なる一般社団法人の特別顧問の肩書もお持ちである。東京を中心に「ときめき片づけ体験セミナー」や「ときめき片づけ講座」を開催している団体がだが、当のこんまり顧問はアメリカ在住。教鞭を執るのは「協会認定ときめき片づけコンサルタント」の講師たちだ。セミナーは1回3240円など、講座は全3回で5万1840円。講師の片づいた家を実際に見に行く「ときめきハウス見学ツアー」というのもあって、こちらはなかなか興味深い(1回5400円)。

 それだけではない。

 こんまりさんの英語サイト「Konmari」をのぞけば、「コンマリコンサルタント」なるページが。ここでは片づけ経験にもとづき6段階にレベルが分かれた認定コンサルタントに、ときめく片づけを依頼することができるのだ。現時点での登録者は211人。アメリカはもちろん、オーストラリアやベルギー、ブラジル、フランスといった幅広い国にコンマリコンサルタントがいることからも、彼女の人気のほどがうかがえる(お値段は応相談の模様)。

「認定コンサルタントになるには、こんまりさんの著作を読んだり、片づけた自分の家の写真を提出したり、セミナーに参加したりといった条件があるみたいです。それらを見事パスすることで、コンマリコンサルタントになれる。年500ドルの会費を払えばですが。正直いうと、Netflixの番組を見るかぎり、どこがこんまりさん独自のメソッドなのか、いまいち分からないんですよ。台所用品はサイズが同じものを揃えるとか、Tシャツは折って立てて収納すると便利とか……よくあるやり方な気も」(同)

“ときめく”には“寵愛を受けて羽振りがよくなる”という意味もある。そういう意味では間違いなく、こんまり氏は今を“ときめいて”いる。

週刊新潮WEB取材班

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