キムタクがドッキリ番組に“ダマされ役”で出演 スタッフを悩ますヤラセとガチの問題

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あのキムタクがターゲット役

 民放プロデューサーもこの番組に少なからず驚いたという。

「今回、彼が出演したのは、1月18日公開の映画『マスカレード・ホテル』の宣伝のためです。勝地も出演者ですし、舞台は完成披露試写会の会場でした。別にキムタクに限った話ではありませんが、大物と言われる俳優がバラエティ番組に出演するなんて、宣伝以外にあり得ませんからね。それにキムタクは過去にも、この番組には何度か出演しています。ただし驚いたのは、今回のキムタクはターゲット、ダマされる側だったことです。あのキムタクも宣伝のためとはいえ、ダマされる側でドッキリに出るようになったのかと、しみじみ思いました」

 キムタクは過去に3回、この番組に出演している。

 2017年1月12日放送の“もしも、ドラマの撮影現場に芸能人が変装して潜入していたら出演者は…気づく?気づかない?”という企画では、仕掛け人として初めて登場した。3日後の15日からは、同局のドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」が始まるタイミングだった。

 昨年(18年)8月16日放送の“もしも似ていると言われる芸能人になりきったら、相手は…気づく?気づかない?”では、彦摩呂になりきったブラマヨ小杉と行動を共にするキムタクという立ち位置だった。この時は8月24日公開の映画「検察側の罪人」が迫っていた。

 さらに3週間後の9月6日に放送された“もしも街頭インタビューのスタッフに芸能人が紛れていたら…気づく?気づかない?”には、同映画で共演した八嶋智人をターゲットに、仕掛け人としてキムタクが“音声”スタッフとしてマイクを持って登場した――。

「音声の仕掛け人としてキムタクが出演したときも、ヤラセと言われましたね。『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』に限らず、『うわっ!ダマされた大賞』(日本テレビ系)や『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)、昨年の『NHK紅白歌合戦』でもユーミン生登場のドッキリを仕掛けていましたが、最近ドッキリブームが再燃しているように思います。しかし、ドッキリで必ず言われるのが、ヤラセ疑惑です。ヤラセではなくガチで作っても、そう見られてしまうこともあり、正直言って、テレビマンとしては残念なところもあります。しかし大物ゲストの場合、ガチで撮るか、教えたほうが面白くなるかは、本当に悩みますよ」(同・民放プロデューサー)

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