「福田淳一」前財務次官を救った「弁護士資格認定制度」

社会週刊新潮 2019年1月17日号掲載

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 芸は身を助く、というが、この人物もまた然り。昨年、〈おっぱい触っていい?〉〈手、縛っていい?〉で全国に顔と名前が知れ渡った財務省の福田淳一前事務次官(59)。昔とった杵柄で、弁護士への転身間違いナシと目されている。

 あれだけ破廉恥な言葉を並べたてて馘になったのに、弁護士になんてなれるのか。実は、なれる。「弁護士資格認定制度」というカラクリである。法務省関係者に話を聞くと、

「過去に司法試験を通っていることが前提です。判事や国会議員、大学の法律学の教授などに5年以上。法律関係事務を処理する職務は7年以上従事していれば、申請できます。勤務経験の要件次第で、弁護士資格が認定されます」

 とのこと。本来なら司法修習を約1年間みっちり行うところを、

「認定制度では、申請後に日本弁護士連合会による研修を約2カ月受講し、法務大臣の認定が出ると最短約6カ月で弁護士資格が得られます。認定後に弁護士会への登録を済ませれば、弁護士として活動できるのです」

 ここで、官報に小さく載った〈弁護士資格認定の公告〉を紹介しよう。

〈弁護士法(昭和24年法律第205号)第5条の規定により、次の者に対し、弁護士となる資格に関する認定をしたので、(中略)公告する 平成30年12月21日 法務大臣 山下 貴司〉

 次いで、検事や大学教授のOBとともに福田淳一の名が記されているのだ。

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