「スシロー」を隠して居酒屋「杉玉」を経営 意外と知らない有名外食チェーン系列一覧

企業・業界2019年1月5日掲載

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 回転寿司チェーン「スシロー」の系列ながら……まず寿司皿が回っていない。席に着くと、お茶を運んできてくれる。シャリも高級店で見られる赤みがかった色で、訊けば「赤酢ではなく、バルサミコや黒酢など……工夫しております」とのこと。美味いし、やっぱり安い。これが昨年春まで、その正体を隠していた寿司居酒屋「杉玉」である。

 5年で100店舗を目指すという「杉玉」のみならず、実は有名外食チェーンの系列だったという店が、いま増えている。

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「スシロー」を展開するスシローグローバルホールディングスが、“実は「杉玉」は「スシロー」の系列店”と公表したのは、昨年3月、神楽坂店(東京都新宿区)の内覧会でのこと。神楽坂店は3号店だった。スシロー広報が説明する。

「『杉玉』1号店は一昨年8月にオープンした西宮北口店(兵庫県西宮市)で、2号店は昨年1月の神保町店(東京都千代田区)、そして神楽坂店(東京都新宿区)、9月の阿佐谷店(東京都杉並区)、11月の武蔵境店(東京都武蔵野市)、いまのところ5店ですが、5年で100店舗を目指します。2号店まで『スシロー』の名を出していなかったのは、『スシロー』のイメージで来てくださることなく、新しいブランドとして『杉玉』の力を見ていただきたかったからです。『杉玉』のメインはあくまでお寿司ですが、他にもお酒や一品料理にもこだわりがあります。そうした新しいお店を一から始め、これならやっていけそうだと見えてきたところで、3店目でお披露目させていただきました」

 だが、「スシロー」は過去にも新業態の出店を試みたことがある。スマート・スシ・ダイニングをテーマにした、やはり回転しない寿司とつまみ、酒を充実させた「ツマミグイ」がそれだった。15年1月、中目黒に1号店、同年6月には赤坂見附に2号店、そして翌7月には新橋に3号店……。だが、1号店は同年11月に「七海の幸 鮨陽」と看板を変えた。シャリロボットを使わない伝統的な鮨を提供する店となったが、16年には3店舗すべてを閉店している。失敗だったのだろうか。

「そうした、回転ではない寿司の研究・実験を重ね、ある程度、成果が見られたということです。そうしたノウハウは、現在の『杉玉』に反映しております」(同・スシロー広報)

「杉玉」は確かに新業態ではあるが、あくまでも寿司中心である。

「そうですね、やはり食材の仕入れなど、これまで培ったノウハウがありますから、そこを活かした店舗を出したかったのです」(同・スシロー広報)

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