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【元少年A『絶歌』】遺族の回収要求に5万部増刷で応えた「太田出版社長」かく語りき
乾きかけていた瘡蓋(かさぶた)をむしり取るだけでなく、傷口に塩をすり込み、被害者遺族をさらに非道にいたぶる。一方、自身は「匿名の外套(がいとう)」を身に纏(まと)い、多額の印税を懐に入れた少年A、またの名を酒鬼薔薇聖斗。これはもはや、彼の手による、何の罪もない遺族への私刑の行使であり、社会への挑戦だと見る人がいる。『絶歌』の増刷が決まった……。
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「淳は今回の出版によって加害男性に二度殺された、私はそう思っています」
本誌(「週刊新潮」)は前号で、少年Aに殺害された土師(はせ)淳くん(享年11)の父親である守さんの無念の声をこう伝えた。...
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サイコパスは遺伝が8割? 遺伝にまつわる「言ってはいけない」タブー
「犯罪者の子どもは所詮、犯罪者なんだよ」
2時間モノのサスペンスドラマあたりでは聞きそうなセリフである(言われた側は逆上して相手を殺したりするのだ)。そして、実社会でこんなことを公言したら、糾弾されること必至のセリフでもある。
しかし、実際のところはどうなのだろうか。
「犯罪は遺伝するのか」といったテーマは社会的にはタブー視されており、語られることはほとんどない。また、言うまでもなく冒頭のような物言いは差別に直結するから、厳に戒めるべきである。
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