フリー転身? 宇垣美里アナの「裏」の顔と女子アナの「定年」

エンタメ 2018年12月29日掲載

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 TBS宇垣美里アナ、フリー転身。本人からも会社からも現時点ではコメントが無いので真偽は定かではない。しかし、こうなる日がいつか来ることは、視聴者も会社も何となく予想がついていたのではないか。

 人気女子アナがフリーになるのはもはや珍しくもないが、TBSの看板アナの退社年齢はだんだん低年齢化しているのが興味深い。元フジテレビの高島彩や加藤綾子は31歳で退社した。一方、TBSは小林麻耶が29歳で、田中みな実が28歳直前で退社。そして宇垣が27歳でのフリー報道である。

 フリー女子アナって仮想通貨みたいだな、と思う。特殊なコミュニティの中でつくられた、愛嬌やトークスキルなどの汎用性の高い力を価値にして、不特定多数に投資させる。人気の変動は大きくて、多くの人に夢を見させて大もうけの時もあるが、短期間でふいに大暴落することもある。例えば、あれだけ人気だったカトパンが、今や失速気味なのを誰が予想しえただろうか。だからなのか、田中や宇垣のフリー転向低年齢化は、自分を一番高値で売れる時に売りきらないと損をする、という投資家のような野心と焦りを感じる。若さと美貌と人気が一番バランスの良い時に勝負に出ないと、バカを見る。そんな計算があるかのようだ。

 その焦りの背後にあるのは、女子アナ30歳定年説、という言葉だろう。可愛さを強みにちやほやされるのは30歳までで、後は仕事も出番も減っていくという実情。だからかつての女子アナたちは、高島彩のように30歳前後でフリーになるか、スポーツ選手や社長などの高所得者と寿退社をしていたものだ。

 当の宇垣はといえば、文才もあるしアニメにも詳しい、闇キャラトークも好評だから安泰では、と目されている。ジャニーズとの熱愛報道もあったが沈黙と独身を守っているし、美容好きの女性からも一定の人気がある。

 とはいえ、これから飛び込むのは真逆の世界だ。万人に好かれるべきキー局アナから、万人に嫌われることも覚悟でキャラを立てないと生きていけない世界へ。上記の褒め言葉の前には「可愛い女子アナの割に」がつくことも多い。つまり「女子アナ」という肩書を外せば、価値は下がる。ありがたみが薄れるということだ。そして多方面に万能であればあるほど、ライバルが増えていく。だとすれば、相当に心身を消耗する生き方になるだろう。

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