串カツ田中の「盗撮」問題 カメラが捉えた女社長の“証拠隠滅”現場

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 12月21日夜に「串カツ田中ホールディングス」が突如として発表した更衣室へのカメラ設置問題。神奈川県内の4店舗を経営するフランチャイズ会社が盗難防止のために行ったとの説明で、発覚のきっかけは〈お客様相談室〉への“通報”だった、と発表文にはある。

 実を言うとこの公表は、“盗撮カメラ”の情報をキャッチした週刊新潮からの取材を受けた直後のことだった。カメラ設置を把握してから、それを公にするまでに、少なくとも1週間の“空白”があるのだ。

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「カメラを取り付けたことで私が罪に問われたとしても仕方がありません。責任は引き受ける覚悟です。ただ、このまま“盗撮”状態が続くことだけは耐えられなかった……」

 沈痛な面持ちで告発するのは、店舗に隠しカメラを設置した業者当人である。この業者は、問題のフランチャイズ会社「H社」の役員に指示され、2016年から更衣室の天井にカメラを設置してきた。その理由を“仕事を干されるのが恐かった”と語る。

 串カツ田中の発表文には、経緯説明として、12月15日にカメラを撤去したとある。が、H社の女性社長は発表2日前にあたる20日時点で、本誌の取材に「盗撮?はぁ?」と全面否定していた。

 今回、本誌は、この社長がカメラを撤去する映像も入手している。更衣室を訪れた社長がカメラの位置を確認し、かがみこんで電源を落とす一部始終を捉えた、15日付の映像である。
 
 発表から1週間を要したことについて〈事実確認に時間を要した〉と串カツ田中の発表文書にはあるが、その対応には疑問が残る。盗撮被害にあった従業員は納得するだろうか。

 12月26日発売の「週刊新潮」では、設置業者が明かした串カツ田中の「盗撮問題」の真相について、さらに詳しく報じる。また現在「デイリー新潮」にて、女性社長による“証拠隠滅”場面の動画を公開している。

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