映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒット「Queen」の知られざる“親日家伝説”

エンタメ 2018年12月3日掲載

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 ロックバンドQueen(クイーン)と、そのボーカリストであるフレディ・マーキュリー(1946年~1991年)を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が、大ヒットしている。最終的には興行収入は50億円を超えるとの声も……。

 そもそも、クイーンの曲がヒットしたのは70年代から80年代にかけてである。なぜ、人気がいま再燃しているのか、彼らを日本に紹介し、その人気が世界に飛び火という逆輸入現象を生みだした「ミュージック・ライフ」元編集長の東郷かおる子さんに話を聞いた。

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東郷:映画は私も2回見ました。1度目は試写でしたが、観客の反応が見たくて、劇場に行ったのですが、満員ですごい盛り上がり。泣いてる方もいて私もウルッとしちゃいましたよ。

――観客の多くはリアルタイムを過ごした50代以上でしょうか。

東郷:それが若い人も多いの。11月24日のフレディの命日にはミュージック・ライフの出版元だったシンコーミュージックで、追悼の献花式が行われたんですけど、500名くらい集まりました。そこでも20代、30代の若い女性がかなりいたそうです。30代くらいの女性にとっては、キムタクが主演した月9ドラマ「プライド」(フジテレビ:2004年)のテーマソングに「I Was Born To Love You」が使用されたことや、ドラマをきっかけに発売されて170万枚も売れたベストアルバム「ジュエルズ」で彼らを知った人もいるでしょう。20代の女性なら、両親が聴いていたという人も多い。テレビではCMはもちろん、スポーツ番組などでは「We Will Rock You」や「We Are The Champions(伝説のチャンピオン)」もよくかかるから、知らず知らずのうちに耳に馴染んで、あとからクイーンだったと知った人もいるはず。そこへこの映画が公開されたわけです。

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