樹木希林さんが孫のように可愛がった若手俳優 「吉村界人」のヤンチャ魂

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

ジュリー、矢沢、裕也よりもロック

 ちょっと誉めすぎのようにも思えるが、輪郭と目はジュリーに似ているのかも。それよりも希林さんをメジャーにしたドラマ「寺内貫太郎一家」(TBS系)で、“ジュゥリィ~ッ!”と身もだえしていたシーンを彷彿させるが――。前出の芸能記者が言う。

「そのジュリーこと沢田研二(70)のいたザ・タイガース(註:当時はファニーズ)をメジャーデビューさせようと動いていたのが、希林さんの夫・内田裕也(78)でしたからね 。ジュリーといえば、つい最近もドタキャン騒動がありましたが、もともと不良ですから。そして“ロックンローラー”裕也も自他共に認める不良。希林さんって不良が好きなんじゃないですかね。吉村を気に入ったのも、大人しい子が多い中、いまどき珍しいヤンチャな若者が可愛かったのかもしれませんね」

 そういえば、吉村が敬愛する矢沢のいたキャロルにも、内田は関わっていた。

「裕也さんにキャロルのプロデュースを頼んだ矢沢が、別の人に乗り換えたために裕也さんの怒りを買い、呼びつけられた矢沢が土下座をして謝ったことで事なきを得たという話ですよね。かつては裕也さんが矢沢をボコボコにしたなんて噂もありましたけどね。むしろ、その裕也さんをボコボコにしたのが、希林さんと彼女に命じられたモックンこと娘婿の本木雅弘(52)なんですから。二世帯住宅を新築した希林さんに対し、“この野郎!家建てやがって”と文句を言いに行った裕也さんでしたが、“やっちゃいなさい”という彼女の一声を合図にモックンと二人がかりでボコボコにされた……というエピソードは裕也さんの著書『俺は最低な奴さ』にも出てきます。結局、一番ロックだったのは、希林さんなんでしょうね」(同・芸能記者)

 そんな希林さんに孫のように可愛がられたという吉村。誰よりもロックな希林さんを見習って、いい役者を目指してもらいたい。

週刊新潮WEB取材班

2018年11月16日掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。