女子駅伝“四つん這い”に難癖の朝鮮日報 読者からは意外な反応

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 感動的な美談か、それとも止めるべきだったか――。四つん這いになりながらも駅伝のタスキを繋いだシーンは、賛否を巻き起こした。この騒ぎに韓国メディアが目を付け、日本批判の記事を掲載。ところが、当のメディアに対して、韓国国民から、怒りの声が多数寄せられていたのである。

 あらためて騒動を振り返っておくと、全日本実業団対抗女子駅伝の予選会で、岩谷産業所属の飯田怜選手(19)がアクシデントに見舞われたのは、10月21日。運動部記者によると、

「2区を走る飯田選手が、中継所の300メートル手前で、転んで立てなくなった。彼女は、地面に膝を擦って流血しながら這い進み、次の走者にタスキを渡したのですが、レース後、骨折が判明したのです」

 その結果、最後まで諦めなかった飯田選手に称賛の声が集まる一方、レースを続行させた運営側への批判も噴出する事態となったのだ。

 一見、チームのために自らを犠牲にする姿は感動を誘うが、スポーツ評論家の玉木正之氏が苦言を呈する。

「スポーツとは楽しむもので、体を壊してまでやるものではありません。四つん這いでタスキを渡す姿に拍手を送るような光景は、とてもスポーツとは言えない」

 ボクシングでレフェリーストップがあるように、駅伝にも、ルール制定が必要なのは言うまでもないが、ともあれ、この騒動を批判の標的にしようとしたのが、韓国の朝鮮日報だった。

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