フォルランにも物怖じせず 新司令塔「南野拓実」の豪胆さ

スポーツ週刊新潮 2018年11月1日号掲載

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 森保ジャパンが凄い。

 A代表初陣だった9月のコスタリカ戦、10月のパナマ戦と連勝。さらに、世界ランク5位でほぼフルメンバーだったウルグアイも4-3で撃破。森保監督は、世界5位を破った初めての日本人監督となった。

 スポーツ紙サッカー担当記者が語る。

「日本は過去6度W杯に出場していますが、ロシア大会が最も平均年齢が高かった。“世代交代”は森保新監督の最重要課題。今のところはそれがうまくいってますね」

 なかでも3戦で4発と大ブレイクしているのが、オーストリア・ザルツブルク所属の南野拓実(23)である。

「ウルグアイ戦で南野をマークしていたのはアトレティコ・マドリードで活躍する世界屈指のDF、ゴディン。そのゴディンを振り切ってのゴールは圧巻でした」

 南野のポジションはトップ下だが、

「森保監督からは“(最前列の)大迫と2トップのつもりでやれ”との指示が出ていました。頼りになるシャドーストライカーです」

 南野はセレッソ大阪出身。当時セレッソには、2010年W杯で最多得点を挙げMVPに輝いたフォルランがいた。奇しくもフォルランもウルグアイ出身である。

「チームメイトたちは、フォルランのために動き、フォルランにパスを出す。ところが、南野だけがフォルランにパスせず、自分でシュートする。そんな南野にフォルランは“俺によこせ”と怒ったことがありました。ところが南野は、物怖じすることなく“僕がシュートした方が良かった”と言い返したそうです」

 甘いマスクの裏に豪胆さを隠し持つ新司令塔。11月のベネズエラ戦、キルギス戦も目が離せない。