「積水ハウス」から55億円を騙し取った地面師、“外国人パブ”で豪遊の日々 

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 東京・五反田の廃旅館を舞台にした詐欺事件で、積水ハウスはおよそ55億円を騙し取られた。地面師グループのうち数名は逮捕されたものの、主犯はフィリピンへの高飛びに成功し、捜査の手をまぬかれている。少なくとも10億円を手にしたとされる男のカネの使い道は……。

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 JR錦糸町駅から歩いて数分の場所にある9階建ての雑居ビル。その2階に入っているのは、ロシアやルーマニア、ブラジルなど出身の金髪長身系ホステスが多く所属するインターナショナルクラブである。地面師事件を主導したカミンスカス操こと小山操容疑者(58)が通い詰めた店だ。

 小山容疑者の“お気に入り”だった26歳のポルトガル人ホステスに、彼が地面師詐欺に関わり海外に逃亡したことを告げると、絶句した後にこう語る。

「最後に会った時には、何も言ってなかった。フィリピンに行くなんて話も聞いてない。セキスイハウス? 聞いたこともない」

 犯罪によって得たカネの使い道は高級クラブではなく、あくまでこうした“下町”の外国人パブだったという。

「小山が足をのばすのは浅草までで、銀座とか六本木には行かない。その理由は簡単で、日本人のホステスにはモテないから」(知人)

 この証言通り、豪遊する小山容疑者の姿は浅草のフィリピンパブ「グランドール」(現在は閉店)でも目撃されていて、

「遅い時間に来た時でも30万円くらい支払っていたから、早く来た時はもっと払っているわね。小山が来るようになってから、彼のお気に入りの子はそれまでナンバーワンだった女の子の何倍も稼ぐようになった。彼女一人で月400万円とか500万円の売上があったみたい」(元ホステス)

 地面師グループの関係者も、“飲み方がとにかく派手だった”と証言する。

「シャンパンのコルクをズラーッと並べて、そのコルクにハートマークが付いているかを女の子たちに予想させ、当たった子に1万円をあげる。そういう飲み方をする男だった」

 大企業を手玉に取った男の知られざる素顔。10月31日発売の週刊新潮では、小山容疑者が見初めたホステスの証言を詳しく掲載する。また、その豪遊の模様を収めた動画を、デイリー新潮で公開中である。

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