20億円濡れ手で粟「ジェイコム男」の「ススキノ進出」目論見書

社会 週刊新潮 2018年10月25日号掲載

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 もはや生ける伝説とも呼ばれる個人投資家「ジェイコム男」(40)。みずほ証券の大量誤発注事件で20億を超す儲けを出した男はこの7、8年ほど、メディアに登場していない。が、意外なところでその名を目にした。札幌ススキノ、歓楽街のど真ん中である。

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 13年前、彼は人材派遣業「ジェイコム」株の誤発注のスキをつき、一瞬で20億円以上の利益をあげた。

「その後も株トレードで資産を増やし、現在の運用金額は推定で300億円とも言われています」

 とは、兜町の関係者。

「彼は資産が多すぎるとリスクがある、との理由で秋葉原にビルを2棟、買っています。そのうちの1棟、地下1階地上10階建ての商業ビルを今年4月に売り払った。折からの不動産高騰もあって、売却益は20億円とも30億円とも。メディアに出なくなっても、きっちり稼いでいますよ」

 こうした不動産の売買で、

「株の世界から不動産に軸足を移すのかなどと噂されていたのも事実。ですが株のほうも相変わらずで、東証1部上場『ファルテック』の大株主として登場したり、派手にやってます」

 表舞台に姿を見せなくなっても、ジェイコム男の一挙一動を投資家たちは注視していた。そんななか、ススキノの夜を彩るニッカウヰスキーの看板からほど近い中央区南4条西2丁目。ここの空き地の看板に、彼の名前を見つけたのである。

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