こちらも注目「ドラフト大学生候補」 “1位指名”がありそうな4名の選手は……

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“俳優になれば”

 梅津は、10月16日現在で、公式戦で1勝も挙げていない投手であるが、

「大学生の中でも最もポテンシャルのある選手だと思います」

 と言葉を継ぐのは、スポーツライターの高木遊氏だ。

「身長187センチの体格と、常時145キロは出せる球の速さ、そして変化球も良く、コントロールも悪くない。“メジャーに行ける”と言うスカウトもいる。ただ、高校、大学と結果が出なかった」

 成績が伸び悩み、大学2年生の時には、野球を辞めようと思い立ったという。

「で、お父さんに電話でそう伝えたところ、“辞めればいいじゃないか”“俳優にでもなればいい”と言われたそうです。梅津は見た目もかっこいいし、手足も長い。それでお父さんはそう言ったのかもしれません。しかし、彼は“もう少し頑張れ!”などと言われるよりも、それで気が楽になった。野球を続け、プロ入り目前まで来ました」

 他の2人とは好対照な、「脱力系」父。それが梅津には合っていたのかもしれない。

 仮に東洋大から3人の投手がドラフト1位に指名されることがあれば、思い出されるのが、

「斎藤佑樹らが指名された、2010年の早稲田大学。でも、斎藤はじめ、その時の3人はいずれも伸び悩んで……」(スポーツ紙の野球担当デスク)

 怖いのは、ハンカチの呪い、か。

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