巨人「原辰徳」監督で特需が起きそうなタレントは? オバマ大統領ではノッチの過去

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“2億4千万”では11人のモノマネを披露

 この神奈月、簡単なプロフィールをご紹介しよう。1965年11月3日生まれ。岐阜県土岐市出身。公式サイトには「モノマネレパートリー」として、「阿久悠、アニマル浜口」から始まり、「やくみつる、渡辺謙」で終わる60人の実名が挙げられている。

 高校卒業後に上京し、ショーパブなどで芸を磨いた。下積みで鍛えられたと表現しても問題はないだろう。ぽっと出の一発屋芸人とは真逆の経歴だ。なればこそ、モノマネのクオリティは極めて高い。

 神奈月と言えば、これを思い出す人も少なくないのではないか。11年11月に「とんねるずのみなさんのおかげでした」(97〜18年:フジテレビ系列)は「2億4千万のものまねメドレー選手権」を放送した。

 郷ひろみ(63)のヒット曲に合わせて「5人以上」のモノマネを披露するという内容だったが、人気を博して不定期コーナーとなった。そして神奈月は常連出演者として番組を盛りあげた。

 第1回から出場したが、ちなみに初出場時のレパートリーを、敬称略で振り返ってみると、以下のような具合になる。

 吉川晃司(53)、井上陽水(70)、大友康平(62)、槇原敬之(49)、スーザン・ボイル(57)、石原良純(56)、故・萩原流行(1953〜2015)、原辰徳、馳浩(57)、長州力(66)、武藤敬司(55)――と総勢11人。いずれも切れ味抜群のモノマネで、視聴者を爆笑させた。

 ところで、ご存知の方も多いだろうが、原辰徳氏のレパートリーは形態模写に近い。声は似ていないにもかかわらず、目と唇、そしてグータッチを行う時の手の動きで笑いを誘うというものだ。

 実力者だけあり神奈月の人気は高い。公式サイトを覗けば11月10日のライブ「神奈月祭2018」はチケットが完売。12月30日の追加公演が実施されるなど、特需頼みの芸人ではない。

 来年の巨人が首位争いを演じれば、神奈月の露出はさらに増えるだろう。だが5位や6位に低迷していると、テレビ局も起用が難しいはずだ。神奈月は、巨人の好不調を示す“バロメーター”となりそうな気配である。

週刊新潮WEB取材班

2018年10月22日掲載

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