主演にこだわる「竹野内豊」に“脇役オファー”増加の理由 所属事務所の俳優から影響

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主役は譲らない!?

 ほとんど毎年といってよいほど、主演を続けている。主演でなかったドラマといえば――以下の通り。

●02年:大河ドラマ「利家とまつ」(NHK)主演・唐沢寿明(55)・松嶋菜々子(44)

●04年:「離婚弁護士」(フジテレビ系)主演・天海祐希(51)

●05年:「瑠璃の島」(日本テレビ系)主演・成海璃子(26)

●09年:「BOSS」(フジテレビ系)主演・天海祐希

●09年:「不毛地帯」(フジテレビ系)主演・唐沢寿明

 唐沢寿明、天海祐希、成海璃子はいずれも研音の所属なのである。

 だが、「ぎぼむす」は主演の綾瀬はホリプロ、娘役の上白石萌歌(18)だって東宝芸能の所属だ。しかも竹野内は、番組半ばに死んでしまう役どころだった。

「よく思いきったなと思いました。竹野内は確かに主演作が続いていたのですが、昨年来、大手民放(※テレビ東京を除く)のドラマに出ていないんです。いまは大御所の役所広司や佐藤浩市(57)レベルですら、ギャラが減っている時代ですからね。事務所としては脇役でも仕事をしてもらったほうがいいですし、竹野内自身も考え方を変えたといいます。そうさせたのが、かつてW主演で一緒に売れっ子となった反町隆史といわれているんです。反町も『GTO』(フジテレビ系/98年)などで主役を張り、大いに売れていましたが、結婚した頃からピタッと仕事がなくなり、バス釣りばっかりやっている印象でしたからね。それが復活とまでいわれるようになったのが、今期も放送される『相棒』(テレビ朝日系)での脇役です。『相棒』以外にも今年は『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)にも出演するなど仕事が広がっています。竹野内も今後、脇役のオファーが増えることは確実。また研音も他の役者に対しても、主役にこだわらずに仕事を取っていくんじゃないでしょうか。いつになっても芝居が上手くならない福士蒼汰(25)なども、脇役でも仕事を受けるよう説得していくと思います」(先の民放関係者)

 なかなか大人のドラマがない今だからこそ、大人の脇役は重要だ。

週刊新潮WEB取材班

2018年10月14日掲載

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