“弄ばれ、コントロールされた…”被害女性が涙の訴え 長谷川博一氏の「性的カウンセリング」を告発

社会週刊新潮 2018年10月4日号掲載

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被害女性が告発! 「私が施された性的カウンセリング」(2/2)

 カウンセリング界の権威・長谷川博一氏(59)による性被害を、被害女性が告発する。「腹立たしくて許せません。私は彼と肉体関係を持ちました」と証言するのは、長谷川氏がセンター長を務める「こころぎふ臨床心理センター」のクライエント(心理相談の来談者)だった佐々木奈々子さん(31)=仮名=だ。長谷川氏との性的関係を重ねた結果、症状が悪化したと訴える佐々木さんは、その後、別の女性カウンセラーに相談。今は嫌悪しかないと語る。

 どちらが積極的だったのかは問題ではない。

「クライエントと性的な関係になるのは、職業倫理上あってはならないことです」

と、心理カウンセラーの衣川竜也氏は指摘するし、事実、「一般社団法人 日本臨床心理士会」の倫理綱領には〈「対象者―専門家」という専門的契約関係以外の関係を持ってはならない〉といったことが明記されている。だが、長谷川氏が関係を持っていたクライエントは、佐々木さんだけではなかった。

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「治ると思い、信頼して彼に付いていきました。でも、彼と一緒に泊まるたびに辛(つら)くなって……。今では、彼に弄(もてあそ)ばれ、コントロールされていたんだと悔しくて堪(たま)りません。私も長谷川さんと肉体関係を持ちました」

 涙ながらにこう訴えるのは、佐々木さん同様、長谷川氏のカウンセリングを受けてきた小笠原喜美恵さん(44)=仮名=だ。

「鬱状態だった私が『こころぎふ』に通い始めたのは13年のことでした。カウンセリングのなかで彼は、私が受けた幼少期の虐待が関係しているので、その私の中の幼子を満たすために、カウンセリングルームではなく外で会うことを勧めてきた。センターのスタッフには内緒なので見られないようにと、離れた場所のホテルに泊まって出張カウンセリングをすることになりました。添い寝をしてあげると。自分はもう性欲がないので何も心配しなくていいとも言われました」

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