複数の女性が告発! 「私が施された性的カウンセリング」 臨床心理学の権威に裏の顔

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「彼と肉体関係を持ちました」

 そんな長谷川氏のカウンセリングを受けたいと、各地から「こころぎふ」にクライエント(心理相談の来談者)が足を運んでいるという。その道の「プロ中のプロ」である彼はどんな「テクニック」を用いてカウンセリングを行っているのか。いやが上にも関心が高まるところだが、

「一体、長谷川さんとのカウンセリングは何だったのか。腹立たしくて許せません。私は彼と肉体関係を持ちました」

 こう衝撃の告白を始めるのは、「こころぎふ」に通い、長谷川氏のカウンセリングを受けてきた佐々木奈々子さん(31)=仮名=だ。

「彼とは2回、『最後』までしました。抱き合ったり、キスしたり、身体を舐めたりという性的関係で言えば、回数はもっと増えます。その結果、私の症状は改善するどころか、悪化していきました。あの人はどういうつもりで私を受け入れたのか。彼は最悪です」

 佐々木さんが憎悪の形相で続ける。

「当時の夫との関係が上手くいってないところがあり、私が『こころぎふ』に通い始めたのは3年ほど前。それ以前に、私は彼の本を何冊も読んでいて、この人だったら信用できるんじゃないかと考えたんです」

 以後、彼女は長谷川氏によるカウンセリングを月1回程度の頻度で受け、次第に彼女はカウンセラーである長谷川氏に「好意」を抱くようになる。

 心理カウンセラーの衣川竜也氏が解説する。

「カウンセラーは、カウンセリングにおいてクライエントとコミュニケーションをとるなかで、普通の人間関係では話さないことを聞き出します。クライエントはカウンセラーに感情を投影するようになり、その結果、クライエントがカウンセラーに不信感などの負の感情を向けることを陰性転移と言い、信頼や尊敬や愛情といった感情を向けることを陽性転移と言います。陽性転移が生じるのは決して珍しいことではありません。だからと言って、クライエントと性的な関係になるのは、職業倫理上あってはならないことです」

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