“辺野古移転”で敷地5千平方メートルが高騰 濡れ手で粟の「小沢一郎」別荘錬金術

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合意直後に購入

 さらには、

「小沢さんは、あの土地で間違いなく大幅に儲けることになるでしょう」

 とは、沖縄在住のジャーナリスト・惠隆之介氏である。

「米兵は、単身赴任の場合、基地内に住むことが多いのですが、家族連れの場合は、車で通える距離に賃貸で住むケースも。こうした米軍向けの住宅は市価の3倍以上の価格で貸すのが相場になっているので、非常に儲かる。そのため、基地周辺に投機目的で家を買う人が増えるのです。また、大佐クラスになれば、庭付きの豪邸などを借りるケースもありますから、その場合、小沢さんの別荘などは、かなり人気の物件となりますよね」

 奇しくも小沢氏が宜野座の土地を買った2005年の11月と言えば、小泉政権下、日本と米軍との間で、辺野古移設も盛り込んだ「在日米軍再編」の中間合意が行われた直後。これによって移設は大きく前進した。

 だから、

「基地が移れば、周辺の土地も上がることは計算できる。小沢さんは、それを見越して、投機目的で買ったのでは」(前出・関係者)

 との見方が出ては消えないのである。

 付言すれば、インバウンドの影響で、現在、沖縄の土地は急上昇。今年1月の公示地価は、全県平均前年比5・7%増と、全国1位の伸び率をマークした。基地以外の要因も含め、小沢氏がバブリー別荘で「濡れ手で粟」の利益を得る可能性は高いのである。

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