“辺野古移転”で敷地5千平方メートルが高騰 濡れ手で粟の「小沢一郎」別荘錬金術

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角栄の真似

 仮に玉城氏が知事に当選すれば、むろん辺野古移設に抵抗する。その上、自民党に恨み骨髄の「剛腕」小沢代表が“指南役”。あの手この手で、ケンカのやり方を指導するはず。それによって政権与党を翻弄し、日本にとって死活的に重要な安全保障上の「抑止力」を危うくしかねない。

 もっとも、

「抵抗をしても、法的には決着がついている。揉めても最後は辺野古移設が完了する」(政治ジャーナリストの山村明義氏)

 もちろんそれは小沢氏も織り込み済みのはずで、一方で用地を手に、移設反対の合唱のウラで地価高騰を見越し、したたかな対応をしているというワケだ。

 これを聞いて、

「いかにも小沢らしいな、と思いました」

 とは、小沢氏の資産に詳しい、ジャーナリストの長谷川学氏である。

 そもそも、小沢代表と言えば、資金管理団体「陸山会」で赤坂など東京の一等地を含む不動産を10件以上買い漁り、「永田町の不動産屋」と呼ばれた人物。

 しかも、「政治団体は法人格がないから」との理由で、その名義をすべて「小澤一郎」なる個人の所有として登記し、「政治資金で個人の資産形成を図っている」と厳しく指弾された過去を持つ。

 長谷川氏が言う。

「別荘の件も、その延長線上にあるな、と思いました。師匠に当たる田中角栄も、信濃川河川敷の土地転がしで大きな利益を得た。小沢はそれを真似たのでしょうか、周囲に“不動産はオレの趣味なんだ”と言うほど、不動産、そして資産形成への執着には異常なものがあるんです」

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