過去には滝川クリステルとイベントも 獣医師が告発する「ピースワンコ」の偽善

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滝川クリステルへのメール

 ピースワンコの活動は、神石高原町や広島県に留まらない。たとえば、ロックバンド「SEKAI NO OWARI」も処分ゼロ活動のパートナーである。また一昨年と昨年は8月下旬、本郷の東大で「アニマル・ウェルフェア サミット」を開催。このイベントは、やはり犬猫の殺処分ゼロなどをめざし、滝川クリステルが代表理事を務めるクリステル・ヴィ・アンサンブルとの共催で、小池百合子都知事も駆けつけ、「殺処分ゼロ!」と呼びかけていた。

 ところが、継続して行われるはずだった「サミット」が、今年は流れてしまった。なにがあったのか。実は、今年2月、滝川宛てにこう書かれたメールが送られていた。

〈私は2017年6月〜2018年1月まで12月を除く7か月間、毎月約1週間PWJの医療サポートに入っておりました。PWJは大きく4つのシェルターに別(ママ)れ、私はその中でも最大のシェルターの犬の医療にかかわりました。6月の時点でそのシェルターには900頭、2018年1月時点では1400頭の過密収容です。10畳ほどに20頭以上が入る部屋もあり月に約30頭が死亡しています。多くの死亡原因は集団リンチによる外傷性ショック、失血死などです。私が滞在した日も毎日1〜2頭の死亡検案書を書きました。私を含めスタッフがPTSDになり、1年足らずで退職する者も珍しくありません〉

 先の朝日の記事とあまりにも違う。ここからは、メールを書いた「れいこスペイクリニック」(旧れいこ動物病院)の竹中玲子獣医師に、見たままを語ってもらう。

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