マドンナ御用達「ドルチェ&ガッバーナ」3億円サギ事件 日本社長は自宅仮差押えに…

国内 社会 週刊新潮 2018年9月6日号掲載

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 ドルチェ&ガッバーナ(以下、ドルガバ)。イタリアを代表するこのブランド、甘いイメージなのに(ドルチェとは伊語で“甘い”の意)、やることはずいぶん厳しい。業務上のミスで即クビ、そのうえ身ぐるみ剥がそうとするのだ。

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 マドンナ御用達で知られるが、ほかにも、

「トランプ大統領のメラニア夫人が訪中やG7の際に着ていたし、SMAPが紅白歌合戦の司会をしたときに着たのもそう。愛用する芸能人も多い」(ファッション・ジャーナリスト)

 そんなブランドの日本法人が、元社長と部下をクビにし、彼らに280万ドル(約3億1千万円)もの損害賠償請求訴訟を起こしていたから穏やかではない。なにがあったのか、裁判資料から再現すると――。

 昨年11月2日、出張でロンドンに向かうドルガバ・ジャパンの菅井義之社長=仮名=のもとに、ミラノ本社の経理部長名でメールが届いた。いわく、中国企業の株を買う金融取引を完了するため、今日中に中国の銀行に2件の送金をする必要がある。税務上の理由で日本から送るのがベター、ただし社内にも極秘。

 経理部長本人の社内メールから送信されていたため、菅井社長は信じて部下の田部井誠氏=仮名=に送金を指示。ただし、メールには別に個人アドレスが添付され、以後のやりとりは“経理部長”の指示通り、個人アドレスで行われた。

 ところが連休明けの11月6日、これが詐欺だったと判明。2件送金したうちの1件、280万ドルはすでに返金不能で、ミラノ本社は15日、担当者を東京に派遣、翌日、菅井氏と田部井氏はクビになり、挙句、2人の自宅が仮差押えされたうえで、提訴されたのである。

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