あそこにだけは行かせたくない… ドラフト宝庫「大阪桐蔭」が“お膝元球団”を嫌うワケ

野球週刊新潮 2018年9月13日号掲載

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 野球のU18アジア選手権が開幕した。

 メンバー18人のうち、史上初2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭からは5人。主砲の藤原恭大(きょうた)、“二刀流”の根尾昂(あきら)はドラフト1位指名確実とされ、他選手も指名の可能性が高いという。まさに“ドラフト候補の宝庫”なのだが、

「西谷監督ら同校関係者が“あそこだけは絶対に行かせたくない”と漏らしている球団がありまして……」

 と大手紙デスクが囁く。

 大阪桐蔭が初めて春夏連覇した2012年、エース・藤浪晋太郎(24) をドラフト1位指名した――阪神である。藤浪は入団後3年連続で2桁勝利をマークしたが、一昨年に金本監督が就任すると成績が急降下。昨季は3勝止まり、今季に至ってはまだ2勝で、今は2軍でお茶を挽いている。

 つまり、“藤浪をあんなふうに潰しておいて、どのツラさげて指名挨拶に来るんじゃい!”というわけだ。

「そもそも大阪桐蔭と金本阪神とではカラーが正反対。大阪桐蔭は今風の“のびのび野球”で、選手に無理を強いたりしません。対する金本監督はコテコテの“昭和の野球”で、自身がそうであったように、選手をボロボロになるまで鍛え上げる。エリートより根性のある選手が好みです」

 打ち込まれた藤浪をあえて続投させ、161球投げさせた“懲罰采配”が問題になったことも。金本監督なりの考えがあったのだろうが、母校関係者はいたたまれなかったに違いない。

「“四番”でも黒歴史があります。1992年、萩原誠という四番打者が阪神にドラ1で入団し、“掛布二世”と期待されましたが、結局鳴かず飛ばずでした」

 さて、当の阪神はどうするおつもりか。

「地元のスターは喉から手が出るほど欲しい。現に1カ月前までは“藤原を1位指名”との情報が伝わっていました。ところがここにきて“1位は大学即戦力投手”との声も。“大阪桐蔭から何か言われたのか?”なんて囁かれています」