バスケ日本代表「ジャカルタ買春」はそんなに悪いか 政治家は不問、“歪んだナショナリズム”指摘も

スポーツ 週刊新潮 2018年9月6日号掲載

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 その謝罪会見は、半ば「公開処刑」に近かった。

「どんな気持ちで店に行ったのか」
「日の丸を背負っている自覚はあったのか」
「違法と思わなかったか」

 そんな“質問”を次々と浴びせ続ける記者たち。

「申し訳ありません」
「認識があまりに甘かったです……」

 顔と実名が晒されるのを承知でそう答える、いや、答えるしかないバスケ日本代表の4選手たち。

「一生背負うつもりです」
「これからの人生でも立て直せないかもしれません」

 そこに追い打ちをかけるのは、同席した三屋裕子・日本バスケットボール協会会長だ。

「情けない。恥ずかしい」
「長い社会的制裁を受けることになると思います」

 会見は、時間無制限、質問が終るまで。1時間以上も同じようなやり取りが続いたところで、極めつきは、さるスポーツ紙記者のこんな“質問”だった。

「“日本国民に恥をかかせた”という言葉が出てこないのは、まだ認識が足りないんじゃないでしょうか」

 すると、4選手がそれぞれ立ち上がり、

「全国民の皆様に泥を塗る行為をしてしまいました」
「国民の皆様へ謝罪がなかったことをお詫びします」

 と改めて頭を下げる。

 参加した記者によれば、

「女性記者の“(女性を買った)金額を教えてください”との質問に、“120万ルピアです”と値段まで言わされた。“相手の女性が既婚者か確認したか”との質問が出たのにはのけぞりました。そんなこと聞く客、普通いないでしょう」

 まるで重大犯罪者扱いの4人であったのだ。

 しかし、果たして、彼らの“行為”はそこまでの罰を受けるほどのことなのか、そんなに悪いことなのか――との疑問がわいてくるがまずは、その“恥ずかしい”行為を振り返ってみよう。

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