「安倍晋三」「石破茂」夏の過ごし方を比較 総裁選を占う

政治週刊新潮 2018年8月30日号掲載

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 2人の人物が同じ時間に違う場所でどう過ごしているか。同時に覗くと、物事が立体的に見えてくる。

8月16日(木)正午

【安倍首相】山梨県で夏休みを過ごす首相は、「富士桜カントリー倶楽部」にて、森喜朗元首相、小泉純一郎元首相、麻生太郎副総理らとゴルフに興じていた。

「首相と同組の中では麻生氏がトップの成績でしたが、小泉氏が終始盛り上げ役だったようです。『総理』という記者の声掛けに、小泉氏が、『総理って言ったらみんな振り向くじゃねえか、名前言え』と話して、パーティーを沸かしていました。安倍首相も、『気持ちよくやりましたよ』と上機嫌でしたね」(政治部記者)

【石破元幹事長】同じ頃、ゴルフクラブではなくマイクを握る石破氏の姿が国会内に。首相の改憲案について、「イスから転げ落ちるほど驚いた」と発言。秋の臨時国会という提出時期についても、「ありっこない。有り得ない。説得の努力をしたか。『新聞読め』っていうのが努力か」と、皮肉も交えながら批判を展開した。

8月17日(金)午後4時

【安倍首相】温泉施設「ふじやま温泉」で疲れを癒す。別荘に戻った後、加計孝太郎理事長を除いた“男たちの悪巧み”メンバー、昭恵夫人、夫人の弟という、気の置けない面々との夕食を和やかに過ごす。

【石破元幹事長】この日も会見を開きマイクの前に。

「首相の改憲案は理解出来ない、とバッサリでした。『あちこち演説会を開いて歩くより、お忙しい総裁の移動の時間節約のために』と、公開討論の開催を訴えていましたね。自分の生命線である地方票を固守したい考えからの牽制とも受け取れました」(政治部デスク)

 議員票で250票以上差を付ける安倍氏。積極的に動いて潮目を変えたい石破氏。決戦は9月20日。