人はなぜ恐山に死者に会いにくるのか 小林秀雄賞受賞の禅僧が語る「知られざる恐山の姿」

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老夫婦の五月人形

『超越と実存―「無常」をめぐる仏教史―』で第17回小林秀雄賞を受賞した恐山の禅僧(恐山菩提寺院代)、南直哉氏による「恐山」の話。
 恐山は「霊が降りてくる場所」としてアピールしてきたわけではない。しかし「霊場」として1200年も続いてきた。それはなぜなのか、南氏は『恐山 死者のいる場所』の中で2つのエピソードを読者に示している。少し長くなるが、以下、そのまま引用してみよう。

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