「藤井聡太」七段、イベント出演に消極的 先輩棋士からやっかみの声

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誰もが知る人気者

 出演料だけなら、すでに羽生竜王と同格の藤井七段。イベントに出演しないのは、学業と将棋の両立を望むご両親の意向もあるようだが、あるベテラン棋士は不満をこう口にする。

「タイトルを独占している時だったら棋戦も重なるので、“特別扱い”も理解できる。ですが、今は竜王だけなので、羽生さんだって以前より時間はあるはず。そもそもイベントへの出演は将棋の普及が目的。人気棋士ならば、もっと積極的に出演すべきではないでしょうか。これは藤井七段にも同じことが言えると思います」

 とばっちりのようにも聞こえるが、

「対局や研究の合間を縫って、イベントに出演している棋士は少なくありません。高校生とはいえ、藤井七段もプロ棋士。しかも、今や誰もが知る人気者ですから、長い夏休みの数日間くらいイベント出演に時間を割いてもいいのではないでしょうか」(同)

 伝説の棋士・阪田三吉は対局で進退窮まり“銀が泣いている”と呟いたという。やっかみに詰まされそうな16歳の天才棋士も、巧手が見つからずに泣いている?

週刊新潮 2018年8月16・23日号掲載

ワイド特集「真夏の夜の夢」より

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