見せしめ逮捕、“シーソーの拷問”で自供強要… 毛沢東暗殺謀議で処刑された「日本人スパイ」娘の告白

中国週刊新潮 2018年7月19日号掲載

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「毛沢東暗殺謀議」で処刑された「日本人スパイ」娘の告白――相馬勝(2/3)

 戦後の混乱期の1951(昭和26)年、毛沢東の暗殺を企てたとして処刑された日本人がいた。山口隆一氏、享年46。ジャーナリストの相馬勝氏が、齢81になる実娘・撫子さんに取材し、真相に迫った。

 当時、山口氏は、アメリカ軍の諜報機関である戦略情報局(OSS)に、中国の政治経済、社会、あるいは共産党の動きなどについての英語レポートを送る仕事をしていた。それは「新聞情報程度のもの」(撫子さん)であったが、これが運命を変える。中国側は山口氏が送った国際郵便の中に“天安門楼上にいる毛沢東らを迫撃砲で狙おうとした図が入っていた”と、山口氏や周辺にいた人々を次々に逮捕していった。...

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