遺作が続々公開「大杉漣」さん “稼ぎ頭”を失った所属事務所は解散の情報

芸能2018年8月18日掲載

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 今年(2018年)2月21日に急逝した大杉漣さん(享年66)。亡くなる直前まで現場にいたほどの仕事好きだったが、生前に撮影されていた映画の公開はまだこれから。少なくとも3本の映画が公開されるという。

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 8月18日より東京・武蔵野スイングホールで上映会が開催されるのが「神楽鈴の鳴るとき」(小沼雄一監督)。国の重要無形民俗文化財である「河口の稚児舞」をモチーフにした作品で、「千と千尋の神隠し」や「君の名は。」などのスタッフでもある増山修氏が原案・脚本、製作総指揮を務めた。劇場では、主演の加藤明子や小沼監督、増山氏などを招いたトークも行われるが、もし大杉さんが存命であれば、トークにも参加したことだろう。

 そして10月6日には大杉さんがプロデュースした最初で最後の作品、そして主演も務めた「教誨師」(佐向大監督)が公開される。300の顔を持つ男とまでいわれるほど、あらゆる役をこなした大杉さんだが、初プロデュースというのが意外だ。彼は製作側、監督をやってみたいという気持ちはなかったのだろうか。

「どうでしょうか。みなさんと一緒になって作品を作りたいという人でしたから、色々気持ちはあったかと思いますけど。基本は演じることが本人の役割と考えていたように思います」とは、大杉さんのマネージャーである。

「教誨師」をプロデュースしたのは、佐向監督が大杉さんの事務所ザッコに所属していたことも大きかったのだろう。

 また、この作品では主演というのも大杉さんには珍しい。なにせ「バイプレイヤーズ」(テレビ東京系)に出演していたほど、脇役が多かったのだから。

「そうですね、10年前の『ネコナデ』(大森美香監督)がその前の主演作かもしれません。若い頃はいろいろやっていましたけど……」(同)

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