身体に刺青、指はなく… 1・3億円脱税「大阪城のたこ焼き屋」創業者の“苛烈”エピソード

社会週刊新潮 2018年8月9日号掲載

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ホットドッグの廃油

 近所の住人に絡むのも日常茶飯事で、

「焼肉屋のおやじを、態度が悪いとかでボコボコにして警察沙汰になったこともある。あと、焼き鳥屋でヤクザ嫌いの人がおってな、若い衆連れて店の中で嫌がらせしたり、軒先や入口にホットドッグの廃油をぶちまけたりしとったで。この焼き鳥屋の時だけやのうて、アイツはむかつくとすぐホットドッグの廃油ぶちまけよんねん」

 と、会社経営者は言う。

「他にも、アイツの自宅前のマンションは一時、どっかのホステスがオーナーになっていたことがあるんやけど、そのホステスもアイツの嫌がらせで引越していった。ホステスが水撒いてたら、それがかかった言うてアイツから因縁つけられて、ホステスが言い返したらホースを使っての水のかけ合いになり、その後、嫌がらせが始まったんや」

 別の近所の古老も、

「ここらじゃ、あの旦那にはみんな“お世話”になりましたわ。お盆の頃、近所じゅうの家の鍵穴をボンドで塞いで回りよってん。で、鍵屋が休みやからっちゅうて、直すのに3倍の料金をふんだくりよんねん」

 と、振り返る。

「虫の居所が悪いと、自宅の窓から道に皿を投げつけて割る。出てきた奥さんに“危ないやん。あんた、大丈夫なん?”て聞いたら、“主人はいい人やから”ってニコニコしとる。夏の暑い日なんか、刺青を見せびらかしたいんか知らんけど、パンツ一丁でこのへん歩いとった。“暑いですね”て声かけたら、“おう、暑いわ!”て返してきたな」

 先の会社経営者の話。

「若い頃はこの近所の文化住宅に奥さんと一緒に暮らしとって、たこ焼き屋を大阪城公園でやるようになってから羽振りが良うなって、調子に乗りだしたようやな。“ええ土地あったら買うでぇ”なんて言うてイキッとったらしい」

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