藤田菜七子、勝鞍ゼロに涙目 “客寄せパンダ”からの脱却

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 きつく噛んだ唇に、涙が零れそうな瞳。JRA唯一の現役女性騎手・藤田菜七子(20)が沈んだ表情だ。

 7月22日(日)の福島競馬場。彼女は8レースに騎乗するも、勝鞍(かちくら)はゼロ。写真は、第7競走直後の様子である。

 競馬紙記者が言う。

「前日にも7レース騎乗したのですが、やはり1勝もできなかった」

 つまり、2日で15戦15敗。

「先週、先々週と連勝していたので、余計悔しかったんでしょうね」(同)

 さらに、

「過去の女性騎手が持っている通算の最多勝利記録である、34勝まであと3勝。その重圧もあったのでは」

 記録更新はお預けになったわけだが、

「彼女は確実に力をつけています。簡単に勝てなくなったのは、他の騎手たちが彼女を、単なる客寄せパンダではなく、実力者だと認めてきた証拠。めげずに乗り続ければ、更新は間近。重賞制覇も夢じゃない」

 ウマくいくか……。

週刊新潮 2018年8月2日号掲載

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