流出は元秘書? 「古屋圭司」の裏金疑惑 因果応報の“陰険”エピソード

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 因果応報、今風にいえばブーメランか。善い行いには善い報いがあるが、悪い行いには悪い結果が戻ってくる。衆院議院運営委員長の古屋圭司センセイ(65)は後者とか。裏金疑惑の噴出は、身内によるブーメランだというのだ。

「今、永田町の秘書たちは、古屋さんの自業自得だと喝采しています。陰険な古屋さんは辞めた秘書に事務所の秘密をバラされて当たり前だというのです」

 政治部デスクがそう語るのは、7月17日付の朝日新聞がトップで報じた、〈古屋議員 過少申告の疑い〉という記事のこと。

 一昨年7月に古屋議員の資金管理団体が都内で開いた政治資金パーティについて、古屋事務所はパーティ券の販売実態を裏帳簿たるノートで管理し、政治資金収支報告書には実際の収入の半分程度に過少記載していた、と書かれた。

 要は、この情報を新聞に流したのが元秘書だというのだ。永田町の秘書たちが古屋議員を「陰険」だと評するのは、たとえばこんなことである。

「議院運営委員会の管轄下で、秘書として20年以上務めた人は永年在職表彰し、退職後も受付での手続きなしで国会に出入りできる特別通行記章を、秘書本人が申請すればすぐ与えてきた。これを古屋さんは、事務所の推薦制にしようとしている。秘書たちは、そこまで議員のヒモ付きになるのか、と反発しています」(同)

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