母も“出たがり”? 「菅田将暉」両親がオカルトすぎるトークショー

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スプーンをグニャリ

 当日は定員40名の募集に対して、一般参加者は20名ほど。まずはランチ会で、その後がトークショーという2部構成だ。菅田の母親の挨拶によると、世間の役に立ちたいという考えから、ランチ会を始めたそう。で、

「今日は皆さん笑顔でお願いします。口角を上げますと側頭葉が働きだして、身体が一瞬でリラックスする。口角を上げて応援していただけたらと思います」

 続いて、父親が乾杯の音頭を取りランチ会が始まった。しばらくすると、再び父親が登壇し、突然、ギターを手に息子のヒット曲「さよならエレジー」の弾き語りを始め、

「息子が有名になってきたので、そろそろ『情熱大陸』からオファーが来ないか待っているんです」

 とゴキゲンなのだ。ようやくトークショーに突入すると、母親が客に2人1組のペアを作らせ、両手の拳を合わせた相手の手を、もう1人が解くという実験開始。当初、手は解けないが、10秒間上を向いてから再び行うと解けるようになるというもの。会場から驚きの声が上がると、

「これねー、気功の勉強をしている時にやったんだけど、人間は上を向くと、エネルギーが沢山入って元気になるんですね」

 トークは進み、人の思い込みを取り除く勉強を一緒にしているという知人女性を壇上に招く。すると、その女性はスプーンを取り出した。

「スプーンが硬いという思い込みを取ると、どうなるかやってみます」

 と言って、手かざしで気を送り込み、スプーンをグニャリと曲げたのである。イベント終了後の父親に話を聞くと、

「僕もシナリオは聞いていなかったから驚いたけど、それを勧めているわけではないから。僕は現実派だから、ちょっとそれはやめえやと後で妻には言いました。息子の名前を出したのは、ちょっとでも来た人に喜んでもらいたかっただけ。真摯な情熱でやっているのは見たらわかると思います。息子をダシにする意図は僕も嫁さんもありません」

 でも、足は引っ張る、パパとママ。

週刊新潮 2018年7月26日号掲載

ワイド特集「夏の家族ポートレイト」より

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