「麻原死刑」速報で日テレがNHKに勝利 他局が悔しがるウラ事情

社会 2018年7月18日掲載

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J-CASTニュースは「事前に知ってた?」と報道

 ご存知の通り、麻原彰晃こと松本智津夫・元死刑囚(執行時=63)の死刑は7月6日に執行された。そして最初に速報を流したのは日本テレビだった。

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 午前8時41分、情報番組「スッキリ」の放送中、ニュース速報が表示される。「法務省は松本智津夫死刑囚らの死刑執行手続きを始めた」――。程なくして、テレビの画面は報道特番の様相を呈していく。

 次に動いたのはNHK。午前8時45分「あさイチ」の放送中に「オウム真理教の元代表 死刑執行 麻原彰晃・本名松本智津夫死刑囚」とテロップを流す。そして日テレと同じく臨時ニュースへと切り替わった。

 日テレがNHKに速報で勝ったことは、それ自体がニュースとして扱われた。スポーツ報知は電子版で「麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の死刑執行…第一報は日テレ『スッキリ』がテロップ速報」と伝えた。

 この配信時間も早い。午前9時57分。まさに「速報のニュースについて速報した」というわけだ。

 ちなみに新聞は麻原死刑を単独で報じず、幹部の死刑執行も待って速報とした。日本経済新聞は電子版で午前8時56分に「オウム真理教・松本智津夫死刑囚ら7人の死刑執行」と報じた。

 これが基本的な推移となるが、ネットメディアの中には日テレが速報できたことを、さらにクローズアップした社もあった。

 なかでもJ-CASTニュースは午後2時21分、「日テレ事前に知ってた?『松本智津夫ら死刑執行』早朝から拘置所などにリポーター配置」と報じた。この記事は後半部分で、

《驚くのは、速報の前から日本テレビが万全の取材・特報態勢を敷いていたことだ》

 と指摘し、「日テレはきょう死刑が執行されることをつかんでいたのか」と疑問を投げかけた。

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