うしろ指さされないような生き方を――「羽生結弦」が見せた晴れ姿

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 出身地・仙台の伝統絹織物・仙台平(ひら)の袴に家紋入りの羽織。7月2日、羽生結弦(23)が、国民栄誉賞授与式で見せた晴れ姿である。

「伊達藩主が使っていたそうで、素晴らしいもの。身につけていて快適です」

 東日本大震災の被災を乗り越え、負傷からも復活して冬季五輪連覇。そんな実績が評価されての受賞だ。

「このような賞をいただけて、普通ではいけないんだなと、自分の中でケジメをつけています。一人の人間としてうしろ指をさされないような生き方を。自分の名に、賞の名に恥じないようにすることが大事」

 次期五輪については特に考えていないと笑うが、将来は世界トップを目指す選手を支援する立場になりたいそう。

「僕にしかできないこと、僕にしか感じて来れなかったこと、学べなかったことを伝えていく存在に」

 どこを切っても“優等生”。身体的には結構イケテル安倍首相も完敗する小顔の八頭身は、弱いところは絶対に見せないサイボーグのよう?

週刊新潮 2018年7月12日号掲載

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