授業料2千万円! 米国留学「小室圭さん」を待ち受ける厳格カリキュラム

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勉強は毎日12時間以上

 東京支部の同窓会長である「レイサム&ワトキンス外国法共同事業法律事務所」の吉田大助弁護士に聞くと、

「私もJD課程で3年学びました。フォーダムの授業は教授がシニア弁護士、学生がジュニア弁護士役として実際の案件に取り組む『リーガル・クリニック』をいち早く取り入れるなど、理論より実務向きです」

 さらに続けて、

「1年目はまず、憲法や契約法、財産法など法律の基礎的な部分を叩きこまれます。授業は、教授が学生を指名して問答を繰り返す『ソクラテス・メソッド』で進むことが多く、法廷で求められる頭の柔らかさを養います。2年目は、授業に加えて法律の専門誌を自分たちで編集したり、模擬法廷を開くなど、様々なアクティビティーが始まります」

 3年目はゼミ形式の授業が始まり、内容は一層、専門化していくという。

「一日のスケジュールは、授業が大体4〜6時間。そのあと遅くまで次回の予習。それが8時間ほどかかるので、合計で12時間以上、机に向かうことになります。教科書のほか、先輩が残してくれたアウトラインがあって、毎日少なくとも50〜60ページは読み込んでいましたね」(同)

 つまりは相当な覚悟が求められるというわけで、3年の課程を修了すると、いよいよ司法試験である。

「ニューヨーク州の合格率は全体で7割程度ですが、外国人の留学生だと言葉の壁もあって4割くらいに下がります。仮に、JDを修了して弁護士資格を得られなくても、企業の法務部に勤めたり、3年間でネイティブ並みの英語力が身に付くので、それを武器にして働くことはできます」(同)

3年間で2千万円

 とはいえ、気がかりなのは留学費用。何しろ現在、秋篠宮家から小室さんには、

〈経済的な安定を得るべく転職も含めて進路を示す〉

〈金銭トラブルを何らかの形で解決する〉

 この2つの課題が出されていることは、再三報じられてきた。小室さんは現在、法律事務所にパラリーガルとして勤務。年収はおよそ300万円前後とみられ、昨年末には母・佳代さんと元婚約者との間に、400万円を超す金銭トラブルがある事実が発覚。生活費や学費に充てながら、母子はあくまで「贈与」だと主張し、解決をみないまま現在に至っているのである。

「フォーダム大ロースクールの出願料は70ドル(約7700円)ですが、年間授業料はおよそ5万9500ドル(約660万円)となっています」

 とは、先の在米ジャーナリスト。すなわち、3年間でおよそ2千万円の授業料となるわけだが、小室さんは学費については奨学金を活用し、現地での生活費は、勤務先の法律事務所が小室さんを在籍させたまま支援するという。

 ちなみに、同校で給付される返還不要の奨学金は、平均で1年間2万ドル(約220万円)。が、学生寮に入った場合、諸経費を合わせて年間およそ8万8300ドル(約980万円)が必要で、差し引くと6万8300ドル。仮に奨学金が得られても、パラリーガルの給与だけでは到底賄えまい。となれば、金銭トラブルを抱えながらも、留学に充てる蓄えはあったということか――。

週刊新潮 2018年7月12日号掲載

特集「新聞・テレビが報じない全真相! 『小室圭くん』が米国留学3年の勝算」より

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