蔑にされてきた「犯罪被害者」たちの戦い 「神戸連続児童殺傷」遺族が指摘する課題

社会週刊新潮 2018年6月21日号掲載

  • 共有
  • ブックマーク

「犯罪被害者」たちは何と戦ってきたのか――福田ますみ(下)

 6月3日に開かれた「全国犯罪被害者の会」(あすの会)の最終大会には、数百人が集った。会は、犯罪被害者や遺族ら約350人で組織する民間団体。結成19年目で解散となるその歴史は、「犯罪被害者」たちの苦難の歩みと重なる。

「被害者の権利を定めた法律が幾つも成立するなど、一定の成果を収めた」(副代表の高橋正人弁護士)ことから解散が決定されたが、例えば2008年に導入された「被害者参加制度」もその成果のひとつだ。当時27歳だった娘を殺害された加藤裕司さんは、

「この制度がなかったら、判決は無期懲役になっていたかもしれません」
...

記事全文を読む