河野洋平・元衆議院議員の妄言 拉致被害家族は「あなたはどこの国の政治家ですか」
米朝首脳会談が行われたその翌日6月13日、都内で開催された講演会で、こう宣った元政治家がいる。「首脳会談の功労者は文在寅大統領」であり、日本が北朝鮮に対して今すべきことは「拉致問題より国交正常化」。そのためには「お詫び」だと――。
朝鮮人でも韓国人でもない、元衆院議長の河野洋平氏(81)である。
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この人、河野太郎外相(55)の父親というより、自民党総裁に上り詰めながら、社会党と結んで自社さ連立政権で村山富市氏(94)を担いで、総理大臣になれなかったことで知られる。
河野:現役を離れて長くたちました。お役に立つかどうか自信がありませんが、せっかくのお誘いですので、少しおしゃべりさせていただきます。昨日の今日のことですので、米朝会談を絡めて私の感想をいくつか申し上げたいと思います。
――と始められた河野氏の講演は、九州の企業や自治体の在京責任者などによる「二水会」(西日本新聞社主宰)の例会で行われたものだった。その弁舌たるや、親中、親韓、親北朝鮮の面目躍如と言っていい内容で、まずは、米朝会談の立役者として韓国の文大統領を褒め称える。
河野:非常な功労者は韓国の文在寅大統領だったんじゃないかと思います。あの人が米国と話をし、北の金正恩さんとも話をし、両方とも話ができる立場の人です。この人の熱意が相当に会談実現に大きな役割を果たしたんじゃないかと感じました。
――そして日本の朝鮮併合政策(河野氏は「植民地」と表現)を自虐し、朝鮮半島の統一を切に願い、日本は何をすべきかを問うのだ。
河野:朝鮮民族が一つになろうという思いはみんなで応援すべきものだ。分断の方向に力を貸すのではなくて、一つになろうという方向に力を貸すべきだと思いました。それが少しでも近づいたということは本当によかったと思います。そういう時に、問題は日本なんです。われわれがどういうことを考えなければならないか……。
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