岡山・9歳女児殺人事件 勝田州彦容疑者の父親は兵庫県警の警部だった

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少女の流血を妄想すると興奮

 正真正銘の鬼畜、外道だ。岡山県警は5月30日、岡山刑務所の受刑者、勝田州彦(くにひこ)容疑者(39)を殺人の疑いで逮捕した。2004年9月、津山市で9歳女児の首を絞め、刃物で刺して殺害した容疑だ。週刊新潮は今から9年前、この男に関する記事を掲載している。

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 タイトルは「受勲『元警部』のセガレだった加古川『女児殴打』通り魔」。09年12月17日号の記事だ。

 勝田容疑者の“原点”は00年。兵庫県警が11歳女児の腹部を殴った疑いで逮捕。NHKによると70件の余罪を自供したという。

 そして04年に津山市で殺人を犯す。岡山県警からは逃れるものの、09年に姫路市で6歳女児の腹部を殴った疑いで再び兵庫県警に逮捕される。「10人ぐらい子供を殴った」と供述したとも報じられたが、週刊新潮の記事は、この事件を取材したものだ。

 更に15年、14歳の女子中学生の腹部を刺し、また兵庫県警に殺人未遂容疑で逮捕される。この1審判決で「少女の流血を妄想すると興奮する」性癖が明らかになる。その後、岡山刑務所に収監され、今回の逮捕となったわけだ。

 これまで勝田容疑者が逮捕された際、報道された住所は全て「兵庫県加古川市平岡町新在家」となっている。

 一体、どんな家庭環境で育つと、このような鬼畜が誕生するのか————そうした疑問に答えようとしたのが、週刊新潮が09年に報じた記事だ。その全文を再録する。データは当該号のままだ。04年に津山市で女児を殺害したにもかかわらず、容疑者として浮上していなかった時期の報道だということに、改めて注目していただきたい。

次ページ:週刊新潮09年12月17日号より

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