実名リスト掲載 成人病への招待状“味覚破壊トリオ”を使った「カレールー」「パスタソース」

食・暮らし週刊新潮 2018年5月31日号掲載

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相乗毒、着色料、味覚破壊トリオ 食べてはいけない国産食品(下)

「タンパク加水分解物と化学調味料と酵母エキス。この3つは人工的なうまみ調味料で、私は“味覚破壊トリオ”と呼んでいます」

 と語るのは、加工食品ジャーナリストの中戸川貢氏である。

「このトリオの中のタンパク加水分解物と酵母エキスは国の規定では添加物でなく“食品”という扱いになっているため、表示義務はありません。これらを使うとうまみとコクが増すため、多くのレトルト食品などで使用されていますが、あまりにうまみが強いため、これに慣れると濃い味付けでなければ満足できなくなってしまい、味覚障害を起こすことがあります」

 掲載のリストを見ると、子どもが好きなカレーやシチューのルー、パスタソースなどにこの「トリオ」が含まれていることが分かるが、

「幼少の頃から濃い味付けのレトルト食品に慣れ親しんだ子どもたちの場合が特に深刻。小学生の2割から3割が味覚障害になっているという見方もあります」

 と、中戸川氏は続ける。

「味覚障害がなぜ健康被害に繋がるのかと言うと、濃い味付け、特に塩分に関して鈍感になり、ついつい塩分を摂りすぎてしまうからです。塩分の摂りすぎは、高血圧になり、腎臓疾患、不整脈などの心臓疾患にかかるリスクを増大させます。最近、成人病にかかる子どもが増えているのは、味覚障害が一因になっている、と私は考えています」

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