元巨人投手の「河野博文」さん “げんちゃんたまねぎ”で東京進出の野望を語る

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長嶋茂雄も御用達

「玉ねぎは5月から7月が収穫の時期ですが、長嶋監督も毎年注文してくれるんですよ。以前、監督のご自宅に玉ねぎを持参したことがあったんです。身体の調子を悪くされたこともあったので、元気つけてもらいたいと思ったら、逆に励まされちゃいました。他にもジャイアンツの宮本(和知[54])とか水野(雄仁[52])とか、『玉ねぎ送ってくれ!』って言ってくる。美味いんですよ、ウチの玉ねぎは。有機・減農薬栽培でね、甘いの。普通の玉ねぎより値段は高いけど、それでもリピーターの方が買ってくれるんですよ」

 トラックに積まれた玉ねぎの個人向け出荷の箱を見ると、全国から注文があることがわかる。その箱には“げんちゃん”のイラストと共に「げんちゃん商店 店主 元読売巨人軍 河野博文」とプリントされてある。

「やっぱり知名度は巨人ですよ。商品が玉ねぎなのに、日ハムとか千葉ロッテじゃおかしいしね。スーパーで売ってる玉ねぎにも、このイラストはついてますよ。これで差別化が図れますからね。いま農家はみんな高齢化で跡継ぎがいないでしょ。それは稼げないからです。儲からないから継がないんですよ。でも、有機・減農薬で、身体にも良く、味もいいとなれば、多少値段は高くてもお客さんは買ってくれるんです。それに加えて、ぼくには“げんちゃん”という自分のキャラクターがある。最近は“げんちゃん長ネギ”も出荷しているんですよ。大谷(翔平[23])君じゃないけど、僕の二刀流です」

 それらの成功故に、東京進出というのである。

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