日大アメフト騒動の内幕 「内田前監督」を守った常務理事会、遅すぎる対応の後手後手

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内田監督が守られたワケ

 実際に12日、コーチと宮川選手は出向いたが、アポがないので会えず。面会が叶い、関学の選手らに謝罪したのは18日のことだった。

 この会見を主導したのは大学ではない。会見を決意した理由として、選手側の代理人弁護士はいみじくも、「大学の対応が遅いこと」を挙げているのだ。

 また、日大の元評議員は以下のように打ち明ける。本件が騒動に発展していた8日のこと。

「理事長と学長、副学長3人、それと常務理事5人の計10人で構成される常務理事会が開かれました。その場で内田は“こういう事件が起きたけど、私は一切指示していません”と言った。で、議長を務める理事長は、“本人がこう言ってるんだから、何の問題もないね”と。で、誰一人として“おかしい”と言う奴はいなかった。それで内田は守られることになったのよ」

 この件に日大側は「お答えできない」と回答したが、部員の前で言ったことと真逆の中身ではないか。監督はやはり見栄っ張りなのか。

週刊新潮 2018年5月31日号掲載

特集「警察沙汰になったアメフト騒動の内幕 『内田監督』が1プレーで壊した日大新設『危機管理学部』」より

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