知られざる「危険なお菓子」リスト公開 チョコの“くちどけ”の正体、あの“魔法の粉”も…

ライフ 週刊新潮 2018年5月24日号掲載

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「ハッピーターン」にまぶされている「ハッピーパウダー」なる粉

 うまみ調味料として知られるグルタミン酸及びグルタミン酸ナトリウムは、多くのインスタント麺に使用され、我々の食事にお馴染みの存在だ。だが、

「マウス実験では神経への影響があることが判明しており、アメリカなどではこれを摂取しないようにする風潮が広まっている」

 と解説するのは、『なにを食べたらいいの?』(新潮文庫)の著者で「加工食品診断士協会」代表理事の安部司氏だ。この万能調味料は菓子類に使用されることも多く、例えば、「ハッピーターン」にまぶされている「ハッピーパウダー」なる粉は、

「グルタミン酸ナトリウム、食塩、たん白加水分解物に砂糖を加えたものです。グルタミン酸ナトリウムと食塩とたん白加水分解物は食品にうまみを加える“黄金トリオ”で、鶏がらスープの素などにも使用されています」(同)

 たん白加水分解物は味覚障害を引き起こすとされ、グルタミン酸ナトリウムがアメリカで消費者から“敬遠”されていることは前述した。さらに冠動脈疾患のリスクを高めることが分かっているトランス脂肪酸についても日本とアメリカで対応に「温度差」がある。

「植物油脂の多くでは、元々の液状の油脂を水素添加などの加工で硬化する処理が行われるのですが、その生成工程でトランス脂肪酸が副産物として出来ます」

 と、安部氏は続ける。

「そのため、アメリカでは、水素添加加工はすでに全面禁止されている。一方、日本にはそうした規制は何もない。ゆえに、原材料表示の中に『植物油脂』とあっても、業者が自主的に記載しない限り、トランス脂肪酸が含まれているのかどうかが分からないのです」

 植物油脂が含まれている意外な物としては、チョコレート類が挙げられる(掲載表参照)。

「チョコレート菓子の原材料表示を見ると、カカオマスやココアバターよりも植物油脂が先に書かれているものが多くあり、その植物油脂はトランス脂肪酸を含むものである可能性も十分あります。これは、カカオ豆からとれる油脂の代わりに、コストが安く、柔らかさの調整がしやすい植物油脂を多く使用していることを意味します」(同)

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