大舞台で快挙 「清宮幸太郎」のラッキーアイテムとは

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 大舞台での快挙を支えたのは、高校時代からこだわりを持つ「アイテム」だった。さる2日に1軍デビューを果たした日本ハムの清宮幸太郎(19)。“怪物”が、お守りよろしく肌身離さず持っていたものは――。

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 1軍での活躍をおさらいしておくと、2日に初打席でいきなりヒットを放ち、9日の初本塁打まで7試合続けて安打。ドラフト制導入以降で、新人のデビュー戦からの出場試合連続安打記録を塗り替えてしまった。スポーツ紙担当記者の話。

「その後、記録は途絶えますが、苦手とされる守備でも11日、自身が守っていたレフトへの犠牲フライを好返球で阻止するなど、見せ場を作りました」

 オープン戦では19打席ノーヒットと散々な成績。加えて3月中旬には限局性腹膜炎で入院するなど御難続きだったのだが、開幕後の2軍生活から現在に至るまでの道のりを支えてきたのは、

「練習や試合で汗を拭くタオルです。清宮は高校時代から記者に『これは今治産です。やっぱり肌触りが違いますよ』と冗談めかすなど、タオルにこだわってきました。自分の名前や友人のイニシャルを入れたものも持っていたくらいです」(同)

 2月のアリゾナキャンプでは、英語で「夢を生きろ」と書かれた黄色いタオルも持参。“コレクション”は増える一方のようなのだが、

「最近のお気に入りは、母校のタオルです」(同)

 というのだ。

「開幕後、4月下旬の2軍戦では、えんじ色にWのロゴが入ったタオルをよく使っていて、そこには『KIYO』と刺繍も入っていました。また連続安打が続いていた間も、試合中は球団が用意するタオルを使う一方で、練習のティーバッティングでは、早稲田のラグビー部のユニフォームを模した縞柄のタオルも手にしていたのです」(同)

 すなわちラッキーアイテムというわけだ。

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