新潟小2殺害事件 大桃珠生ちゃんの夢を奪った“街の死角”

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集団登下校もできない

 そんな環境だからか、

「2年ほど前から回覧板で、不審者情報がちょくちょく回ってくるようになった」

 と話す別の住人は、あきらめたようにこうも言う。

「2年ほど前まで、高齢者の男性たちが踏切で、旗振りのボランティアをしていましたが、みなさん病気になられたり亡くなられたりで、最近はそんな姿も見られなくなりました」

 その昔、外で遊ぶ子どもの声が響き渡っていたというが、いまは児童の数が少なすぎて、いかに不審者が目撃されようと、集団登下校さえままならない状況だった。残念ながらそれは小児性愛者にとって、好都合な環境であった。

週刊新潮 2018年5月24日号掲載

特集「『新潟小2女児殺害』の全貌! 『23歳電気工事士』が刻んだ性的倒錯の履歴」より

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