英ロイヤル婚で騒然 ヘンリー王子お相手に「切り裂きジャックの遠縁説」も…

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「式に誰が招かれるか?」が賭けになったり、便乗商品に避妊具(!)までも登場するなど、慶事とはいえいささか“バカ騒ぎ”感のある英国のロイヤル・ウェディング。その流れのひとつなのか、ヘンリー王子(33)のお相手メーガン・マークル妃(36)には、「切り裂きジャックの遠縁説」なんてものまで浮上している。

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 一見トンデモなこの説について紹介するのは、北米在住ライターの關陽子氏だ。

「5月15日に放送された英Channel 4のドキュメンタリー番組『Meet the Markles(マークル一族に会う)』が取り上げた話です。メーガン妃にまつわる人物をアメリカに訪ね、インタビューするという特番です」

 改めて説明をしておくと、メーガン妃は米ドラマ『SUITS/スーツ』シリーズへの出演で知られる米国女優で、オランダ・アイルランド系アメリカ人の父とアフリカ系アメリカ人の母を持つ。ちなみにバツイチである。

 その血筋をめぐっては、これまで“義姉が逮捕された”といったことなどが取り沙汰されたが、さすがに殺人鬼、それも19世紀末のロンドンを震撼させた謎のシリアルキラーが先祖にいるというのは……。

「番組に“メーガン妃の遠縁のいとこ”として登場したジェフ・マジェットという弁護士がこれを唱えています。彼はメーガン妃の遠い親類だそうですが、同時に“great-great grandfather”つまり曾曾祖父がヘンリー・ハワード・ホームズであると以前から公言してもいます。このH.H.ホームズは、“アメリカ初の連続殺人鬼”として有名な実在の人物です。医師ですがシカゴでホテルを運営してもいて、施設には殺人のための仕掛けが施されていたそう。密かに客室に侵入できる仕掛けや、リネン類などと共に遺体を処理できるダストシューターなど……。本人は殺害数を27人としていますが、200人前後を殺害したといわれていますね」(關氏)

 H.H.ホームズの本名は「ハーマン・ウェブスター・マジェット」で、先の弁護士ジェフ・マジェットと苗字は一致。このジェフは、著名人が登壇することで有名なテレビ番組「TED」でもご先祖様の話をしているというから、ここの血脈は確からしい。で、H.H.ホームズと切り裂きジャックがどうつながるというと、

「ホームズとジャックは、同一人物だというのです」(關氏)

FBIも認めた?

 ジェフ氏の主張は大要こうである。米国在住のH.H.ホームズがロンドンを訪れていた時期と、切り裂きジャックの事件が発生した日時が一致する。切り裂きジャックが新聞社に送った「犯行予告」と、H.H.ホームズの筆跡も一致する。筆跡鑑定は、FBI、CIA、そしてスコットランドヤードが行い、これを認めた……。

 よって、「切り裂きジャック=H.H.ホームズ」で、H.H.ホームズの子孫がジェフ・マジェット、ジェフ・マジェットとメーガン妃は遠縁だから、メーガン妃にも切り裂きジャックの血が受け継がれている、となるワケだ。

「真偽はさておき、英国人は“切り裂きジャック”が好きなんだなあと改めて思いましたね。番組の反応には、『だからどうした』『誰だって誰かとつながっているだろう』という意見が多いのも興味深いところ」(關氏)

 はなから鼻であしらわれないのが英国スタイル、ということなのか。それにしても離婚歴があり、しまいにはこんな噂まで取り沙汰されても王室入りが許されるとは……。借金問題で結婚延期になるわが国の皇室では考えられない話である。

週刊新潮WEB取材班

2018年5月23日掲載

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