北朝鮮漂着船に「日本潜入」の証拠が残されていた 山田吉彦氏が解説
北朝鮮から流れ着いたと思われる漂着船。その船は、エンジンを取り外し、沈没しないよう細工が施されており、漁業の形跡はまったくない。いったいこれは何を意味するのか――。東海大学教授の山田吉彦氏がその意味を解説する。(以下、「新潮45」2018年6月号より抜粋、引用)
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初夏の日本海は、遥か遠くに見える水平線まで青いカーペットを敷き詰めたように穏やかな平面が続く。この海原の向こうには、謎の国・北朝鮮がある。近年、かの国から数多くの小型の木造漁船が日本海沿岸に漂着している。...