「水難偽装殺人」夫の性的倒錯 愛人はキャバ嬢、女子トイレ盗撮、妻の遺品をメルカリ出品…

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愛人はキャバクラ嬢

 無論、公判に臨むにあたり、動機の解明も必須となるが、警察が重要視しているのは“女”の存在である。

 野田と志帆さんは10代の頃にペット産業などについて学ぶ専門学校で出会っている。長い交際期間を経て、2人が結婚したのは15年。ところが、

「翌16年の11月から野田は北新地のキャバクラ嬢と付き合い始めている。昨年12月に別件逮捕された際、彼はホステスの送り迎えをする運転手の仕事をしていたが、それはこのキャバクラ嬢の紹介だった」(捜査関係者)

 志帆さんが愛人の存在を知るのは、事件の1カ月前。その時、愛人は野田の子をお腹に宿していた。

「志帆さんは15年の結婚当初から子供を欲しがっていた。でもなかなか恵まれず、17年には“今年こそは”との思いを強めていた。そんな最中に夫が他の女性を妊娠させたと分かり、志帆さんはかなりショックを受けていました」(志帆さんが勤めていたドッグカフェの店員)

 浮気相手の妊娠が発覚した後、志帆さんは野田と一緒に住んでいた大阪市内のマンションを出て、寝屋川市の実家に戻っている。別居後、志帆さんの母親を交えて話し合いの席を持ち、そこで野田は“女性とは別れるし、子供も堕ろす”という旨の念書を書いた。

「そういうこともあったので、志帆さんは子供は堕ろしたものだと思っていた。そして、本当のことを何も知らないまま亡くなってしまったのです」(同)

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