「福田次官」セクハラ発言録 女性記者をキャバ嬢にすり替えた改ざんを暴く
〈舌は小さな器官ではあるが、よく大言壮語する。見よ、ごく小さな火でも、非常に大きな森を燃やすではないか〉と聖書に教えられるまでもなく、口は災いの元である。ハレンチ発言全開! 女性記者をキャバ嬢にすり替えたもうひとつの改ざんを暴く。(※記事内容は「週刊新潮」4月26日号掲載時のもの)
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「おっぱい触っていい?」「浮気しようね」――。省トップの福田次官が、舌禍の極北たるセクハラ発言を女性担当記者へ行なっていたと本誌(「週刊新潮」)は4月19日号で報じた。しかし、去る4月16日、次官および財務省はそれを全面否定するコメントを出したのだった。
もとより「ごく小さな火」などではなかったが、この理解に苦しむウソが次官自身のクビを危うくすることは論を俟たない。その証明は後半に譲るとして、財務省が発表した「福田事務次官からの聴取結果」の中身をざっと紹介しておこう。
〈週刊新潮には、真面目に質問をする女性記者に対して、次官が悪ふざけの回答をしたという記述がある。しかし、そんなやりとりをしたことはない。かなり賑やかな店での会話のようであるが、そのような場所で女性記者と会食をした覚えもない〉
〈時には女性が接客をしているお店に行き、お店の女性と言葉遊びを楽しむようなことはある。しかし、女性記者が不快に感じるようなセクハラに該当する発言をしたという認識はない〉
〈報道内容は事実と異なるから訴訟を準備中である〉
例えばキャバクラでなら、セクハラもとい言葉遊びをしたことがないわけではないと訴える。これは、次官の部下・官房長がトップに聴き取りをした結果だというから、おざなりな聴き取りと当たり障りのない回答に終始したはずだ。
加えて、外部の弁護士に委託して次官への調査を続けるというのだが、一方で、財務省の記者クラブに加盟する各社に、「セクハラ被害に遭った記者は名乗り出てほしい」と、異例の呼びかけを行なっている。
「財務省は、手をあげることなんてないだろうと高を括っているのです」
と政治部デスク。次官にセクハラ行為を受けた30代の女性記者は、名乗り出て被害を証言することができないから、今回のような手段に訴えるほかなかった。
21世紀の18年目、平成が終わろうという今日を我々は生きている。口を拭って、被害者に表へ出よと言えるメンタリティを持つ現代人を探す方が困難ではないのか。
セクハラや労働問題に明るい板倉由実弁護士がこんな指摘をする。
「当該女性記者に調査協力をするよう、これ見よがしに呼びかけていますね。これでは報復が怖くて申し出ることができないでしょう。もし女性記者の声を聞こうという真摯な気持ちがあれば、水面下で働きかけたり、絶対に情報提供者が漏れない形での匿名アンケートを行なうなど、方法はあるはず。それをせず、新潮社への訴訟の準備をしていると明記し、“セクハラ発言をした認識はない”と財務省名義で発表する。これは告発した女性記者への脅しであり、非常に強いプレッシャーを与える文章です」
更に、
「福田さんの認識は関係ありません。女性が不愉快に思う発言をすること自体が問題なのです」
と判例をあげ、こう続ける。
「ある男性上司が妊娠した女性に対し“ハラボテか?”と発言し、会社から懲戒処分を受けています。この上司は処分は不当だと裁判所に訴え、“セクハラをしたという認識はなかった”と弁明しました。しかし、裁判所は“発言として問題があり、懲戒処分は妥当”と結論を出しました」
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